前回の話はこちら
以前スクールで、他人を「支配」する人について聞いたことがあります。
「誰かを支配しようとするとき、おそらくその人の心の中には怖がっている子どもが住んでいる」
勿論、義母の対応で困って聞いた事なのですが、最初は「あの上から目線でわがままな義母が怖がってる、ねえ?」と、信じられないでいました。しかし、夫がうつになって、久しぶりにまた義母と話すようになってから気が付いた事があります。
義母はうつ病の息子の為に、「私が救世主!」と言わんばかりに、半年ぶりに、また新居に頻繁に訪れるようになりました。夫はもう、義母含め、親戚づきあいから縁を切りたいくらいに思っていて、病気も相まって話をできる状態ではなく、家にすら来てほしくないと言っていたので、もちろん私が対応することに。💦
義母はあれだけひねくれていたのに、何事もなかったかのように予想外にフツーに話しかけてきました。そうだ、この人、自分の都合の悪いことは忘れるタイプだった。。(笑)
どのようなご用件か聞けば、
「先日このことについて、どうして息子にあんなことをしたのか、弟(義叔父)を問い詰めてきた。そうしたら『いつか会社を乗っ取られそうで怖かった。』と言っていた。馬鹿げた理由だ。」
そして、
「さっき、弟(義叔父)の家に抗議文をポスティングしてきた。近い内慰謝料を払ってもらうようにする。」(それは恐喝というのでは?!)
「今なら新居は高く売れるから、また実家に戻ってこないか。」(はい、無理です。ごめんなさい)
「また一緒に住んだら、夫を社長にして一緒にみんなで会社をたちあげないか。?資金も協力する。」(絶対嫌です、すみません)
とのこと。あの手この手を使って、また私たちを支配下に引き戻したいみたいです。
そんなにかまってほしいのか、自分が何かで役に立たないと相手にされないと思っているのか、はたまた老いが怖いのか、義母の恐れる明確な理由はわかりません。
でも、、義母が提案してきたことは、今の夫や私たち家族には必要のないことばかり。しかし、いつものお決まりの「あなたたちの為に」やっているから、きっと引かないでしょう。
そういう支配したがる人とコミュニケーションをとる時、相手の行為を認めるわけではなく、相手の行為に対して、自分の考え、思っていることを伝えることが大切だそうです。そして、こちらと相手の思いが合致することは望んではいけない、と教わりました。今自分ができることを伝え、叶えられないことは丁重に断る、それでいいそうです。
そう、当たり前のことだけれど、同居してた時の私にはとても難しかったことでした。
でも今はきっと大丈夫。ちゃんと言えるはず。
「心配してくれるのはありがたいですが、これ以上、義叔父のところと親戚付き合いをしていく気がないので、慰謝料を頂く必要はありません。金の切れ目が縁の切れ目ですので。」
「私たちは資産が欲しくてここを買いました。まだ諦めるには早いので、売る気はありません。」
「厳しい事をいいますが、この状態の夫に経営者は無理ですし、回復しても、親戚の会社でしか働いたことがなく、世間の事情に疎いところがあります。まだ他で働いて勉強する必要もあると思いますので、とりあえず今はそっとしておいてほしいです。」
「お気持ちだけ受け取ります。」
そういって断りました。義母はやっぱり納得いかずに帰っていきましたが、今回はとりあえず意思を伝えられただけ充分でしょう。また来るって言ってたので近い内また間違いなく来ると思いますが、意見が合わなければ断るだけです。
きっと夫がこうなった理由も、義叔父は、夫が独り立ちできてきたから、若いときより支配が及ばなくなってきて、辞めさせるという選択肢を取っただけだったのでしょう。
なんだかんだ同族嫌悪ってやつでしょうか。義母と義叔父、性格そっくりじゃん。。
私も他人の事言える立派な身分じゃないけど、私の周りには本当に子どもみたいな大人ばかり。。⤵
でも、もう支配されて生きていくのはごめんなので、きっとこの距離感がいつか心地よくなることを祈って、私はこれからも意にそぐわないことは断り続けます。(笑)
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