前回の話はこちら
「仕事、辞めてもいいよ。」と言ってから間もなく、夫は義叔父に最後の話し合いを持ちかけました。
これで和解できたなら続けるつもりでいたのだけれど、話し合いは平行線。義叔父が夫を攻撃する明確な理由もわからず、職場での夫の処遇も改善される見込みもなく、最終的には夫もおかしくなっていたので、お互いに罵り合いになって、夫の出社拒否のような終わり方になってしまいました。
本当にもう、会社に行けなくなってしまった。
薬の量も増えて、ずーーーーーっと日中も寝ている夫。ほんのちょっと私に用事があって、当時、幼稚園児の娘と留守番をお願いしても、それすらもまともにできない。
起きてきては時々、溜まり溜まったものを吐き出すように話す夫の、会社での出来事を聞いているうちに、その時々の叔父の言動には、私も腸が煮えくり返る思いが湧いてきました。
しばらくして私は、まったく会社に立ち寄れなくなってしまった夫に代わって、退職手続きに行くことになりました。正直すごく嫌でした。これからも働いて、お金を稼いで、生活していかなければならないのに、一生治らなかったらどうしてくれるんだと、本当は胸倉でもつかんでやりたい気分です。
しかし、もちろん夫の話は信用するけれど、私はその場にいた当事者ではないので、なるべく自分は中立で冷静でいなきゃと言い聞かせて、義叔父の家に向かいました。
そう、淡々と事務処理をして終わらせよう。そうしよう。
と、気持ちを切り替えます。
退職手続きを進めながら、義叔父と話をしていてわかったのですが、義叔父はなぜ夫が出社拒否になったか、それ以前に自分が暴言を言ったり、理不尽な扱いをしていた認識が全くないようでした。
パワハラをする人って無意識でやっていると聞いたことがあるけれど、本当にそうでした。こちらがどれだけ傷つき、身を削ってもしょせん叔父には分からず、こちらがどれだけ心を病んでも関係のない事。
おばあちゃんの相続だって、夫は1/3の名義人にされただけで地代は義母が管理していて一銭も貰ってないのに、逆恨みされて、結局この親戚のゴタゴタに私たちは振り回されているだけ。
金の切れ目が縁の切れ目っていうけれど、同居と同じく、この親戚と悪縁を切るいいチャンスかもしれない。(義母は付き合い続くけど・・・💦)
そう思えることができて、夫の会社、親戚の酷さにこちらも納得して辞めさせることができました。
義叔父と会話したらこちらも怒りを抑えられるか不安で臨んだのですが、あまりのことに、あきらめというか、こういう人々に何言っても無駄だな、と冷めた気持ちで対応できました。
ある意味私が代わりに手続きに行き、それを見せつけられて、心から納得できて良かったのかもしれません。
唯一ありがたいことは、夫の退職理由を自己都合ではなく、会社都合にしてくれたこと。おかげさまで失業保険もすぐにもらえます。未来は何も決まってないけど、夫にはちょっとゆっくりしてもらって、新しい職場を見つけて、またいつも通り働ける日が来るのを期待して、私たちはまた歩み出しました。
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