最近やたらとみかんとご縁がある我が家。
農家のお庭になっている夏みかんを頂いてゼリーにしたり、夫の仕事先のお付き合いでみかんを箱で購入することがあったり、おかげさまで今年は沢山みかんを頂くことができました。
こうして、手軽に食べられる身近なみかん。「薬膳的にはどんな効果があるのか、そういえば調べたことが無かったな~」と思い、改めて今回調べてみました。
中医薬でのみかんの効果
食性:温・平 食味:甘・酸 入経(作用する経絡):肺・脾・胃
津液(体液・ホルモン)を生じさせ、渇きを止める作用がある。胃腸の乾燥熱に用いる。
胃をやわらげ利尿の効果があるので、腹部の不快感や尿トラブルの治療にも用いる。
肺を潤し、痰を出しやすくする効果がある。肺熱の咳の治療に用いる。

まだまだあるぞ!みかんの効果
疲労回復
みかんに含まれている多量のクエン酸は疲労すると体内で発生する乳酸を分解してくれます。
風邪予防
みかんに含まれるシネフリンは、気管支などを拡張させる作用があり、ノドの風邪に効果があると言われています。また、ビタミンCは病気に対する抵抗力をつけます。
肌の美容
ビタミンCは、風邪の防止の他、メラニン色素の生成を抑えシミ・ソバカスを防いでくれます。ビタミンAには、肌にうるおいと張りを与え、新陳代謝を促進する働きがあります。
便秘にも
みかんの中の袋に白い膜のようなものがあります。これを「じょうのう」といいます。「じょうのう」には、食物繊維がたくさん含まれており、腸内で老廃物を外に出してくれる働きをします。
虫歯になりにくくする
「じょうのう」に含まれる食物繊維は、よくかむことで、アルカリ性である唾液をより多く分泌し、虫歯の原因である酸を打ち消すそうです。
骨の健康に役立つ・がんの発生を抑制
みかんの色素に含まれる「β(ベータ)-クリプトキサンチン」という物質に、発がん抑制の効果があることが、日本の専門研究グループにより公式に公表されました。また、βークリプトキサンチンは骨代謝の働きを助けることにより、骨の健康に役立つことが報告されています。
(栄養満点!健康に良いみかん | 静岡みかんスペシャルサイト:JA静岡経済連柑橘委員会
(shizuokamikan.jp)より抜粋)
この時期の強い味方!
一番乾燥し、風邪が蔓延するこの時期に、とってもありがたい果物「みかん」。
『炬燵にみかん』なんて昔の人は言ったけれど、やはり理にかなったものでした。今は食費を節約したいという理由や高値で果物にまでお金を回せない事もあったり、果物離れが進んでいると言われますがサプリメントや栄養剤の代わりに、また果物に立ち返ってみてもいいかも知れませんね。
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